オンリーワンってフレーズにだまされるな

いろいろ賛否両論あるんでしょうが、個人的には「オンリーワン」という言葉はビジネスにおいてすごく危険をはらんでいるんじゃないかと思うんです。

ビジネスはニーズ(問題)があって、解決する方法として各種サービスが展開されるもの。というのが持論。
なので、すべてのビジネスはまねされるものだし、それでいいと思うんです。

で、そこにオンリーワンというものは存在しないというのが僕の基本的な考えで、あえてオンリーワンという言葉を使うとするなら
「ナンバーワンがぶっちぎりで、誰もが追随できない結果オンリーワンになった」と、いうのが実際のところだと考えています。

中小企業の社長さんにそれほど多くはないですが、お会いしてよく出てくるのは「オンリーワンの技術が〜」という下り。
結果としてそうなるのは非常にいいんですが、そこをスタートにしてしまうと真似されてすぐにナンバーワンやオンリーワンから引きづり落とされるんじゃないかな〜。もしくは独善的でニーズの無いもの(ニッチなシェアを目指すならこのスタイルはあり!)を作っちゃうんじゃないかな。と、思います。

まとまりが無いけれど、オンリーワンという言葉は響きがいいのでつい言ってしまいがちだけど、そんなに簡単じゃないし先ずナンバーワンになる事から始めないと意味ないよ!

と、個人的に思っている訳です。

いいねボタンがないサイトにいいねをしたい時に使える

shcockwise.com が新しいサービス「どこでもいいね」(http://01256.net/iine/)をリリース

「このサイトいいな〜」と思ってもいいねボタンが無く、facebookで「いいね」できずに困ったことは無いだろうか。
そんなときは、「どこでもいいね」が使える。

左上にある入力BOXに対象ページのURLを入力してジャンプ!正しいアドレスならば「いいね」ボタンが押せるようになっている。
試しに、本ブログもやってみた。

知ってもらいたいページがあれば使ってみるのも一つではないだろうか・・・

どこでもいいね

shcockwise.com(http://www.shockwise.com/)
どこでもいいね(http://01256.net/iine/)

って、知り合いのサービスをステマしてみた(笑

ZMOTという概念

先日、e-Agencyさんのセミナーでなるほどな~と思ったのでメモ

ZMOT(Zero Moment Of Truth)はGoogoleが提唱した購買行動の概念・・・って書くと難しい。単純に言うと、いまのユーザは店舗に行く前に下調べをしてるっていう考えで、スマホなどのデジタルデバイスが普及した今、よく考えれば当たり前だなぁ。
と、思うことだったんですが、いざ自分がそれを意識してクライアントの方に提案しているかというとまだ微妙。

旧来はFMOT (Firest Moment Of Truth)という言葉があったようで(無知でした)売り場(店頭)で意思決定する。という物だったようです。

FMOTは極端に言えばメーカーや販売店からの情報で購買層のアクションを起こす。という考えと受け止めましたが、ZMOTでは事前に購買層が情報を調べることによって多数の情報を手に入れ、最適(と思われる)な商品を購入する。と、いうことでいいのでしょうか。

たとえば、新しいスマホほしいなぁ(今の僕)

  • 今のスマホで「評判がいいのはなんだろう」(調べる動機)
  • 口コミサイト見てみよう(調べるアクション)
  • なるほど、○○がいい感じだな(興味)
  • そういえば、フォロワーに持ってる人いないかな、ポストしてみよう(多数の情報収集)
  • お、評判いいな。安いところはどこだろう(商品の確定と価格調査)
  • あの店舗近いから行ってみよう(行動)
  • やっぱりデザインもいいな、手にもしっくりくるな(ここからFMOT)

ここ以降は、今までどおりですね。ただ違うのは店頭に行く時点でほとんど商品が決まっているということ。
メーカーからユーザーに情報を伝えるだけではなく、ユーザー間で情報のやり取りが行われ意思決定に大きな影響を与える。
これを意識せずに商売を行うと、独善的な商法になり結局誰にも共感されない(売れない)物を作ってしまうことになるんでしょうね。

Webの提案もこういうことを意識したうえで行っていきたいと思います~

価格を下げない努力

いまだ標準のデザインを使いながらいう台詞じゃないし、多くの著名な方々もおっしゃってることでもあるんだけど、Web制作に限らず商品の料金はできるだけ下げない方がいい。

もちろん、制作者としてのモティベーションもある訳だけど、どうしても「あれだけ値切られたんだから」と、いう気持ちが働いちゃう。

ディレクタとしては価格を下げる努力をするんじゃなく「どれだけ感動してもらえるか」を追求して「付加価値」をいかに高めるかを追った方が価値があると思う。

もちろん、どうしても出せないクライアントもいらっしゃるわけで、そういう場合はできうる限り適正価格でできる限りのことをして差し上げなきゃいけない。

価格競争ばかりやっていると、本当に自分の首締めることになるよ。